関西リーグ14

日付 10/5 10/12 10/26 11/2 11/15 11/23 12/6
相手 天理大学 大阪体育大学 近畿大学 摂南大学 京都産業大学 関西学院大学 立命館大学
得点 30-19

20- 7
10-12

52-14

26-14
26- 0

場所 花園 宝ヶ池 花園 鶴見緑地 花園 宝ヶ池 西京極
海士A 長坂C 北川C 海士A
東B 山崎@ 東B 山崎@
才田B 北川C 才田B 長坂C
山田A  
山田A  
森山C
秦A 森山C
秦A
土井C 八木C 土井C 八木C
田淵C   田淵C  
末永A   末永A  
岩村B 大越A 岩村B 大越A
10 垣内Ck 高井@ 垣内Ck 高井@
11 宮島C   宮島C  
12 木村C   木村C  
13 石田A   石田A  
14 松井A   松井A  
15 崎口A   崎口A 鳥原C


  天理大学 10/5記

貫禄の試合運び

期待以上の試合を見せてもらいもらいました。一緒に観戦した方は、同志社らしくないディフェンスだったと言っていました。初めて見たと。私もそれに反論がある訳ではないのですが、ディフェンス自体はシャローな年も、それが決まっている年もありました。たとえば、昨年の天理戦です。去年もバイフという強烈な選手がいましたが、結構止めていました。もちろん、進化していますが、そこに特段の驚きはなかったです。

それよりも、同志社らしくないとすれば、「余裕をもったクレバーな試合運び」をした点です。オフェンスでは、セットからの球出しで、回せるのにSHの段階でハイパントをあげていました。これは苦し紛れのキックではないので、狙い澄ましたかのように松井がチェイスしていました。完全に決めごとのプレーです。これを何度も繰り返しましたが、6,7割はマイボールにできていたのではないでしょうか。セット以外でも自陣からは無理をすると無く、キックでエリアを取りに行っていました。イケイケ以来、同志社は自陣からでもキックを使わずに回すのが美徳のような雰囲気もありましたが、それを払拭してくれたように思います。

セットからのプレー選択は、SH岩村、SO垣内だけでなくNO8末永も含めた3人がコンセンサスを持って動いているようでした。SHがダミーになって、逆サイドに8→10というプレーや逆に、10以下がデコイになったりしていました。このあたりのクレバーなプレーは、同志社では記憶に無いです。垣内は自らが目立つという意識を捨てて、周りを生かしているように見えました。末永が自由に動けているのも、FWの7人が勝っているからできることです。末永はNO8の概念を変えるような役割を果たしていきそうです。


ディフェンスの進化

もちろん、ディフェンスはよかったです。特に前半は、CTB陣が相手の外国人CTBを完全に止めていました。相手がこじ開けてくるのを、前に出て間合いを詰めて、勢いがでるまでに倒していました。昨年よりも、格段に個々が強くなっている気がします。特に、BKに感じました。

FWは前半の終了間際と後半の前半は、ゴールラインを背負ってのプレーになりました。結果的にトライされてしまいますが、フェースが上がっても、抜かれることは無かったです。ここも安全運転に見えましたが、地を這うような潜るように前に出てくるプレーの対応は必要かもしれません。

ただ、まだまだ課題もあります。
FWは、ラインアウトやフィールドプレーについては、課題が残りました。BKは、ボール回しがスムーズにいかない場面がありました。ライン付近からのコンバージョンも、もう少し精度が必要でしょう。


幸先のよいスタート

久しぶりに同志社ラグビーを見て、期待の2回生がよく伸びていると思いました。石田、松井、崎口は息も合っているようです。3回生の才田、岩村も試合を作るキープレイヤーになりました。田淵主将、垣内をもり立ててくれています。


今日は楽しいプレーが多かったです。
末永の相手11番の独走を後ろから追いついて倒したプレーは盛り上がりました。まだ、ビデオは見ていませんが、ずいぶん後ろから追いついたように見えました。あれは大きなプレーでした。
もう一つは、言うまでもなく、後半早々の松井の独走トライです。センター付近で石田から受けて2,3人抜いてライン際を走りきり、中央まで持って行きました。あのトライで勝利を大きく呼び込みましたし、真ん中にトライできたのも大きかったです。(私事ですが、ラグビーを見たことのない、同志社ファンでもない子供がこのプレーだけは拍手してびっくりしました。)



今日は東のラッキーなトライもあり、認定トライや一部の反則もレフェリーが違えば、とってくれていたはわかりません。これらがなければ、前半ももう少し接戦になった可能性があります。ただ、先週、関係者の方から、今年は体ができているので、楽しみにしてくださいと言われたのですが、その言葉通りの試合を見せて頂きました。外国人のいる天理大に当たり負けしていませんでした。天理向けに準備をしてそのプランがはまったのは事実ですが、それを加味しても地力で勝っての勝利に見えました。このまま、シーズンに入っても成長を続けると言うことが、大前提ですが、楽しみなシーズンになってきました。


P.S.(10/7)
現地ではわからなかったプレーをビデオで確認しました。
ラインアタックでch1あたりで突破を図っている選手は誰だろうと思って忌ましたが、東が多いようです。しかも、有効なゲインをしてくれています。いい活躍です。
一方で、ディフェンス時にラインに並んで相手CTBを止めているのは、土井や末永です。相手FWに対する優位性から余裕が生まれているようです。
FW陣それぞれの選手が役割を忠実に実行しています。このチームはまだまだ強くなりそうです。

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